ワイパーのところに飛び石被害
本日のウィンドウリペアご依頼は、トヨタ ランドクルーザープラド のオーナー様。
フロントガラスの一番下、ワイパーがある黒い部分に飛び石被害とのご相談です。
施工するのに邪魔なのでワイパーは立ててありますが、普段だったらワイパーが収まっている場所に500円玉サイズの丸いヒビ割れです ( ;∀;)
このタイプのヒビ割れは、ガラス内部で面状の剥離が起きた状態と見た目は似ていますが、実は「中心からたくさんの放射状の線ヒビが発生して、その線ヒビの間を繋ぐように面割れが起きている」という状態。つまり、放射状線ヒビ(スター・ブレイク)と内部の面状剥離(ブルズアイ・ブレイク)が同時に発生しているという状況です。
理屈は良いとして、こうした黒い部分や端に近い位置のヒビはリペアが難しいので、一般的には「リペアできません」「ガラス交換です」と言われてしまうもの。
当店では、長く(およそ4cm以上)伸びた線ヒビ「ロングクラック」でない限り、ほとんどのケースでリペア可能です。もちろん黒い部分でも大丈夫。
発生していたすべての隙間(ヒビ)の隅々まで樹脂を充填し、硬化させました。これで格段に強度が高まるので、急な悪化リスクは大幅に低減されます。
きちんと樹脂が行き渡ることで見た目も大幅に改善され、この状態なら車検も大丈夫でしょう。このままガラス交換せずに乗り続けることができます (^^)/
当店では全体が硬貨やペットボトルの蓋で隠れる程度までのサイズであればほとんどのケースでリペア可能ですが、長く伸びてしまうとさすがにリペア不可です。小さなヒビでも放置するとあっという間に悪化してしまうケースが珍しくないので、ヒビを発見したらできるだけお早めにご相談ください。
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