フロントガラス下部のヒビ+チッピング

本日のウィンドウリペアご依頼は、ポルシェ 911 のオーナー様。

飛び石被害で丸いヒビ割れが発生しているとのご相談です。

運転席前の下の方、黒い枠に近い位置に内部面割れ(内部剥離)と、そのすぐ下に表面の欠け「チッピング」が発生しています (>_<)

こうした位置のリペアは「端の方は無理です」と断られがちですが、当店では問題なく対応できますのでご安心ください。

今回のような丸い貝殻のように見えるヒビは線ヒビとは違って「あっという間に悪化して伸びてしまう」という危険性は低いケースですが、線ヒビと同様にガラス内部に空間が発生しているので、放置してしまうのはNG。できるだけ早くきちんとリペアしておいた方が良いです。

表面の欠け「チッピング」は、それ単体であればリペアしなくてもヒビ割れになる危険はありませんが、今回はヒビに近いので同時にリペアすることになりました。

今回は大きめサイズの面割れなので内部に発生している空間も大きいため、使う樹脂の量も多めに準備。ヒビの隅々までリペア樹脂を入れるには内部に入っている空気を完全に抜くことが大切ですが、剥離型の面割れは線ヒビと比較して中に入っている空気量が多いので、完全に抜き切るのに少し時間がかかるケースも。

樹脂を完全に硬化させ、チッピングもきちんと処理してリペア完了です (‘◇’)ゞ

 

↑ルーペで拡大しています

透明なのでちょっと見えにくいのですが、リペア後をよーーーく見ていただくと、ガラスとリペア樹脂との屈折率の違いによりヒビだった丸い輪郭の形が見えます(完全に埋まっていない、または空気が残っている場合は、このような見た目になりません)。

適切なリペアを行えば、強度が高まるばかりでなくこのように見た目も大幅に改善されるのは嬉しいポイントです (^^)/

飛び石被害によるヒビは、今回のように丸い形や、三日月のような形、昆虫の羽根のような見た目、線ヒビなど、様々な形状がありますが、どれも放置すると悪化してしまったり(=ガラス交換)、内部に汚れが入り込んでしまったり(=完全なリペアができない)するので、どのパターンであってもできるだけお早めのリペアがお勧めです。

黒い部分のヒビや2打点の複雑な形状のヒビでも、全体が硬貨やペットボトルの蓋で隠れる程度までのサイズであればほとんどのケースでリペア対応できますので、ヒビを発見したらすぐにご連絡ください。

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